NPO法人山のボランティアNetwork

活動内容

石鎚山系は、瀬戸内の温暖帯から亜寒帯まで豊かな自然に恵まれ、その多様な動植物と景観に登山をはじめとするアウトドアに多くの利用者がいます。中核部は石鎚国定公園に指定されているほか、笹ヶ峰自然環境保全地域や、周辺部の皿が嶺県立自然公園、四国カルスト県立自然公園などの自然公園に関わる地域となっています。登山道を覆うササは足元を隠し、転滑落や道迷いの原因となり、時として遭難事故につながることから、山岳会や登山愛好家などがそれぞれの立場でボランティア作業によるササ刈を実施、維持に努めています。 
ササの育成は早く、半年もするとまた足元を隠します。山頂間を結ぶ縦走路でさえ、通して整備されることが困難な状況で、投入できる人員に限りがあり、効率的な全体計画が持てない現状もあります。またこの山域には浸食や落石による登山道崩壊と、石鎚信仰の修験道など様々な登山道が存在し、またそれぞれの愛好家グループの考え方や整備のための技術が混とんとしているのも実情です。車利用による山域近くまでのアプローチが可能となるため、登山、ハイキング、ピクニック、ツーリング、トレールランニングなど幅広い層の入山があり、未然に事故を防止するための安全登山の啓蒙が必要になっています。 
私たちは各団体と協力しながら、利用者の多様化に対応して「安全指導」「自然観察会」「自然体験会」などを実施し、自然保護の理解や安全登山の向上を目指したいと考えています。


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